投稿遅くなりすみません。
くぼちゃんの超大作に気を取られてついつい、ね。
お疲れ様です。1回の髙木です。
ほんならいきなりやけどめにゅー
字数制限やばくて写真で失礼します。
メニュー作って下さった幸登さん、タイム取って下さったマネさん、動画撮っていただいたトレーナーさん、ありがとうございました!
最近メニューきついっすね。気狂いそうです。
自分は100の練習で100の泳ぎが出来ずに終わっちゃうことが多いので、レースで使える動きをどれだけ継続できるかって意識でやってました。
空回ったし、あんま上手く泳げんかったけど、自分なりに攻めた結果なので全く問題ないです。
きつい練習続きますけど、その中で自分の理想の泳ぎの実現に向けて腐らずやって行けたらと思います。
ほんじゃ、今日は先質問に答えます。
アンミカラジオって言われてパッと反応できんかったん悔しい。
まあこれはですね、予備校でのあきひろと僕の前期のクラス担任についての話で、不定期開催企画なんですけど
「ただいま、20時50分になりました。あと10分で閉館します。忘れ物のないように気をつけて帰る準備してくださいね。
皆さん、最後の時間まで残っていてほんとに偉いですね。毎日頑張っていてすごいです。
この調子で明日以降も頑張っていきましょう。体調には気を付けてくださいね。
それでは、気を付けて帰ってくださいね」
っていう校舎の閉館放送が流れるんですよ。
他の人はもうすぐ閉まるから帰ってね、ぐらいしか言わんのにまぁ長い。
これをゆっくり、ゆっくり、まるで幼稚園生をあやすかのような語り口調と普段の3段階高い声でいうのがポイントです。
これは文面じゃ伝えられないので皆さんの想像力で頑張って感じ取ってください。
超身内ネタなんでこれぐらいで許してください笑
木曜の日記は中堂です。
質問は、試合の50Frの高速回転ストロークの秘訣でお願いします。
漫画かよってぐらい早いですよねあれ。
それじゃあさっそく合格体験記。いきます。
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2022年2月26日 16時30分
「解答やめ」
ペンを置き、問題用紙と解答冊子を閉じる。
京都大学前期入学試験の2日目、最後の科目の理科が終わる。
何一つまともに戦うことが出来なかった自分の無力さに完全に打ちひしがれた。
そして3月10日の正午。
想像通り、そこには自分の受験番号はありませんでした。
そこから一応出願していた後期入試を受けました。
やはり、不合格でした。
何か自分の存在を真っ向から否定されている気分でした。
成績的にもどう考えても受かる要素がなかったけど、現実を突きつけられると逃げ出したくなった。
何日も何日も涙が止まりませんでした。
この時、考え直しました。そもそも何で京大目指したん?
こんな辛い思いする必要あったんか?
高校入学当初は京大志望じゃなくて、高校で水泳を頑張って極めて、筑波行って水泳に関する研究をしている研究室に入ることが目標でした。そして、ある程度の競技力を持った状態で、その経験を生かして自分にしか出来ない領域の研究をすることが夢でした。
でも、コロナ禍をきっかけに色々考えた結果、
泳法解析とかをするというよりも、トップ選手とそれ以外で運動を発現させる仕組みが根本的に違うんじゃないかなと思ってて、その運動を発現させる脳の仕組みとか神経回路の構造とかそういったところに興味があることに気づきました。
そこから脳科学・心理学系に進みたいと思って、しかも理系的なアプローチが出来るとこがいいなと思っていました。
そんなこんなで勉強にモチベが出来て、勉強の路線で生きて行こと思いました。
そして2年の秋?冬?ぐらい。
実力テストがあって、謎の上振れかまして京大わんちゃん?ってなって総人の研究室全部調べました。
そしたら自分のしたいことに合致する研究室が見つかってもうここしかない!
そんなノリで京大の総人を目指すことになりました。
思ったよりちゃんと理由あるやん。こんなに京大にこだわって、目標もあんのに、言い方悪いけどなんでとりま京大みたいな人らに負けたんや自分。
一番の理由はもちろん自分の実力不足です。
そしたらなんで受かるだけの実力つけられへんかったんや?
思い返せば高校時代。
入学当初は水泳を頑張ろうとしてたけど、空回るし、コロナでもう訳分らんし。
自分なりにやれることはやったつもりやったけど、もっと突き詰められたんじゃないかって不完全燃焼感が残ったまま、ほとんどベストすら出せずに終わりました。
途中で水泳じゃなくて勉強頑張る!って思ったけど、やっぱり水泳を諦めきれず、
結局引退までほとんど受験勉強を進めることが出来ず、
しかも水泳も結局よー分からんくなっちゃったし、
とにかく路頭に迷い続けて全てを中途半端にして、何も成果を上げられませんでした。
この調子で受験もやってしまったので、完全に自信を喪失して、「頑張ってもまた無理かもしれへん」と思ったら怖くて怖くて。
そんな調子で勉強に全く身が入ってなくて、漫然と勉強しちゃってて実力不足になった。
この現実は分かっていながらずっと受け入れられてなかったけど、この時、初めてきちんと向き合うことが出来ました。
「結果はどうあれ、きちんと頑張りきって終わりたい。頑張れんかったっていう後悔だけはもう絶対したくない。」
そう思い、浪人することになりました。
浪人だけじゃなくて、今まで自分がやりたいことを何ら不自由なくやらせてくれている親にはほんまに感謝しかなかったです。
そんな親に対しても、現役時代の自分の行動はあまりにも失礼で、まともに顔向け出来へんかった。
一年後、京大生になって、飛び切りの笑顔を見せて親孝行したんねん。
絶対この愚行を取り返すぞ。
そう心に決めて、4月に入ってから1から全力で勉強し直しました。
理解できてないとこ、覚えきれてないとこ、もうほんまにそんなとこばっかで、1年じゃ足りへんなとか思いつつとにかく勉強。
5月に開示が来て、約100点落ちやってガチ焦り。これは相当頑張らな受からんな。
やること山積みやったけど、限られた時間の中で、常に優先順位を意識して勉強してました。
やりたいことやるんじゃなくて、やるべきことをやるように。
夏休みまでは、基礎固め基礎固め。取りつかれたように基礎固めの毎日でした。
その成果はちょこちょこ出てきました。
まず、通ってた予備校で京大志望のトップクラスがあったんですけど、それの認定テストに夏前ぐらいに受かりました。
このクラスは京大合格率9割とかいう意味わからん噂もあって、受かって結構ハッピー
ほんで夏の冠で初めてのA判。
浪人なんで当然っちゃ当然ですけど、成果を感じられて嬉しかった。
ほんで夏休み明けから、とにかく2次を意識して、過去問とか京大レベルの問題を解きまくってました。基礎の補完も適宜。
夏休み明けから噂のクラスに入ったんですけどもうえぐかったですね。
まず雰囲気。殺伐としてて、常に緊張感をもって勉強出来ました。
ほんで上位層の成績。強すぎて見上げるしかなかった。
でも、彼らのやっている基準の高さ、当たり前の基準の高さはやっぱすごかった。
必死にその背中を追いかけました。
それから毎週の数物化の意味わからんぐらいむずいテスト。
クラスの大半が0点回避出来るか勝負したりしてました。
まぁちょっとやりすぎ感あったテストやったけど、めっちゃむずかった時に自分がどうなるか、また点数を最大化するために何をすればいいかとかの対策になってなんやかんや良きでした。
そして迎えた秋の冠。
オープンは手応えなかったけどA。自分がこんな成績取れるんやって、自分も京大目指していいかもって、すごく自信になりました。
と思ったら実戦は数学大コケしてC。
要するに油断するなってことやねんな。
結局浪人通して、冠以外ではA取れなかったんですけど、確実にやってることが結果に表れているな、正しいベクトルで勉強を積めているなって思えました。
そんなこんなで共テ迎えたんですけど。
総人は社会しか要らなくて、社会だけに一点集中で勉強してたのにこれもまた失敗してまさかの現役時-9。
社会だけ試験中の記憶ないです。
自分によくありがちな盛大な空回りをかましました。
総人の定員は50人ちょいで、リサーチの結果は確か180位とかやったかな、ちゃんとは覚えてないです。
いくら共テ関係ないとは言え、2次でもまた失敗するんが怖くて総人出すか悩みました。
色んな人に相談して、予備校でも色んなデータ出してもらって、必死に考えました。
その時に自分の今までの受験勉強を思い出しました。
要所要所で結果はある程度残せていたこと、
もうこれで落ちても後悔は一切ないって思えたこと、
理由は色々あったけど総人受けることを決意。
そっからは本番でどんな状況になっても対処しきれるように、どれだけ失敗しても合格だけは勝ち取れるように、とにかく本番を想定して練習をやりまくりました。
ほんで入試本番。
一日目の朝に梅が応援に駆けつけてきてくれて、めっちゃ嬉しかった。
ちょっとだけ平常心取り戻せました。ありがとう。
そして、2023年2月26日 16時30分
「解答やめ」
ペンを置き、解答冊子を閉じる。
「勝った」
数学では合っていたのに何故か違うと思って解答し直したら計算しくって一問とんで、
英語は解答欄書き間違えて、英作途中で終わってもーて、
理科は物理の電磁気で雪崩れたかなんかで大問一個とんで、
普段しないようなミスばっかりして相当やらかしたはずなんですけど、試験終了と同時に自分の中に一番最初に湧き上がってきたのは合格への確信でした。
試験本番に関しては、なんか正直出し切れなかった感すごかったです。
でも、それまでの過程については、一秒たりとも後悔するようなことはありませんでした。
他の人と比べては知らんけど、少なくとも自分の限界を優に超えるぐらいまでやり切れた。
この一年を何回やり直しても、今回の自分は絶対に超えられへん。
そう言い切れるまで突き詰められた自信がありました。
そして、2023年3月10日 正午。
必死に合格発表ページを更新しまくりました。
1年前はなかった自分の受験番号。
それを今年は確認出来たその瞬間、
人生で初めての嬉し涙が溢れ出していました。
そして飛び切りの笑顔を親に見せることが出来たんじゃないかと思います。
ほんまによかった。この一年は胸張って頑張ったって言える。
それもこれも、浪人させてくれて、浪人を応援してくれた親のおかげです。
感謝してもしきれないです。
ちょっとは現役時代の愚行を取り返せたかな。
色々あったけど、色々ありすぎたけど、僕の大学受験は無事に幕を下ろしました。
最後に、
偉そうに言えるような立場じゃないのは重々承知ですが、受験生に伝えたいこと
「今を大切に。そして、後悔なきように」
余裕って感じの人はもうそのまま行きましょう笑
ただ、油断は禁物です。これマジです。
自分は理科のラスト15分で有機の炭素数が一個少ないことに気づいて鬼の修正かましました。
これなかったら普通に落ちてました。
要は最後の最後まで何があるか分からんから、試験時間の限り、自分の点数を最大化する行動続けて欲しいことです。改めて言うことでもないけど。
逆に、とんでもない焦りを感じている人、とんでもない不安を感じている人、自信がなくなりかけている人、少なくないでしょう。
周りはAとかB判定取ってるのに自分はこれまでずっとEやったとかいう人もいると思います。
そんな状況に共通しているのは未来とか過去とか、自分以外の誰かとか、コントロール不可能なところに意識が向いてるときな気がします。
良くも悪くも、自分がコントロールできるのは今の自分だけです。
未来も過去も敵も、そんなもんなんも関係ない。
どう頑張ってもどうしようもないとこにエネルギー使っちゃうのはもったいない。
今を一つ一つ重ねてきた結果が過去やし、今を一つ一つ重ねていく結果が未来です。
そして、相手がどうであれ、結局自分が満足できることが一番なんです。
自分が一番大事やし、自分をないがしろにしちゃもったいない。自分の人生なんやから。
今に集中して、やるべきことを積み重ねていけば、気づいたら本番迎えてます。
ほんで気づいたら本番終わってます。
人間が一大イベントやって思ってることの大半なんてそんなもんです。多分。
そんな一大イベントやけど、みんなそこに向かって必死になってやってきてる
だから、その時にみんなが胸を張っていられる自分であって欲しい。
一つ一つ積み重ねていくことに対して、良し悪し関わらずこれで後悔ない!って思えたら、これほど素晴らしいことないんじゃないかなって思います。
そうすれば本番は、緊張はしても不安は感じても、最後の最後にきっと自分を信じれるはずです。
そして、自分の全てを、答案に表現してきてください。
そやって全受験生が、自分の頑張りに後悔なく胸を張っていられていたらいいな。
そして、受験が終わった後、自分のことを誇りに思えていたらいいな。
皆さんの健闘をお祈りして、僕の合格体験記を締めたいと思います。
拙い文章でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
何か受験生の一助となれば幸いです。
2023→2024 総乱舞
1. 京大入ってくれてありがとう