合格体験記とやらを書いてみます。
まずは中学受験から
小4からSAPIX入って無事に第一志望の駒場東邦に入学しました。
中高一貫で高校受験がない分、入学してから高2の秋くらいまでは一切勉強してませんでした。
中2からの3年間は最低の生活してました。
基本学校の授業は、寝るor弁当食べるor机の下でひたすら荒野行動クラロワプロスピ・・・。iPhone7で4本指で荒野したり、クラロワでクラン宝箱荒稼ぎしたり、、
振り返るとこの頃の生活が1番楽しかったです。特に高1の時が1番ひどくて、休み時間に教室で焼肉したり、廊下で雪合戦したのがバレて廊下の掃除の罰を受け、カーテンちぎってぞうきんにして拭いて証拠隠滅したりなど数々の悪行をしてました。でもこれが日常だった男子校はほんと楽しかったです。
高2の11月くらいに文化祭があり、そこで部活引退しました。
共テの同日模試を学校に受けさせられて、舐めてかかったら550点とかで流石に焦りました。でも、あまりエンジンかからず気がついたら5月の体育祭を迎えてました。僕の高校の体育祭は一年の中で1番の大イベントでした。中1の時に4色に割り振られてそれが6年変わりません。それで学年ごとに競技が違って高3が各学年に競技を教えて、優勝目指して1ヶ月くらい練習します。高3は後輩に教えるためのプリント作りだったり自分たちの競技の練習だったりでくそ忙しくて、僕もなんとか塾だけは行ってたけど1ヶ月まともに勉強できませんでした。
体育祭が終わると周りの友達が切り替えて勉強してる姿に焦って自分も切り替えようと思いました。
学校側に夏休みが勝負だそ、そして2ヶ月で500時間勉強しろってずっと言われてました。流石に頑張ろって思って7月は毎日11時間くらいしてました。
8時に起きて朝ごはん食べたらすぐ自習室向かって9時から15時くらいまでは朝の集中力が続く限りぶっ続けで勉強してました。それで昼ごはんを食うついでに1〜2時間休憩して夕方に勉強再開して21時くらいまで勉強して家に帰ってご飯食べて漫画読んだりゲームしたりして24時に寝てました。この生活を繰り返して、8月の京大模試を迎えました。
ここで一旦京大志望にした理由について書きますか。
開成とか筑駒ほど賢くないけど、自分の学校も学年の4分の1くらい現役で東大に行って残りも多くが早慶だったりと結構進学校でした。
なので自然と東大目指す流れがありました。
学年の半分くらいは鉄緑会入って東大東大!みたいな感じが正直めちゃくちゃ嫌でした。特に学年の上位層が教室で数学の話とか鉄緑の話とかで大声で盛り上がってるのがすごい嫌いでした。
その人たちは自分がちょっと賢いからって学歴が低い人たちを見下してる感じでした。
学歴っていうのは当然社会的に見れば序列があるけど、別にそれによってその人の価値が変わるわけじゃないです。受験が終わった今でも飲み会とかで◯◯大の人はダメだとか飲み会で言うやつがいます。心のうちで思ってるのはその人の勝手だけどそれを冗談じゃなくて本気で言ってる人を見ると一気に冷めます。
大学受験で周りが見れなくなって客観的に見て良くない学歴観を持ってしまうのは仕方がないと思います。でもそれを表に出すかどうかは別の問題です。
そんな感じで全員が東大目指す雰囲気が嫌いで、どこの大学にしようかなって考えました。北大で一人暮らししてる兄から一人暮らし楽しいぞって散々言われてたのもあって、京大良いかもなあって思い始めました。また、高3の4月からSEGっていう塾で化学を取り始めたんですが、その先生がすごい面白くて今まで勉強を楽しいと思ったことはあんま無かったけどその人のおかげで化学の勉強だけは楽しかったんで、京大の工学部化学科を志望しました。
夏休みの話に戻ります。京大模試の判定はオープンBと実戦Dでした。模試が終わって少しだれちゃって8月は7月ほど勉強できなかったけど、夏休みは結局550時間くらい勉強したと思います。
9月から秋模試までは夏休みで燃え尽きた感が抜けなくて全然勉強してませんでした。オープンでB出ちゃったのが良くなかった。現役で夏にBでるならもう余裕だろと思って勉強してなくてもあんまり後ろめたくなかったです。9月からは授業も自由に取る感じになったのもあって、週8で体育してそれ以外は友達と教室でだべってました。
でもそういう態度はちゃんと結果に出るもんで、秋模試はどっちもE判でした。ワールドカップ決勝の途中に実戦E判を見た時は結構しんどかったです。無理してメッシ応援してました。
流石にまたスイッチ入れようと思って自習室篭り生活を再開しました。特に工学部は共テで社会が大事ってのもあって地理は結構頑張って勉強してました。
それで迎えた共テ本番。一科目目の地理で撃沈。過去問では90点以上安定して取れてたのに。地理を引きずって英語も国語も失敗。
2日目は工学部配点で関係ないのもあって1日目終わって自己採したら地理66点。結構ショックでした。国語は120点。これはデフォだから落ち込まなかったけど地理は相当落ち込みました。
共テリサーチとかは当然E。でも現役だし志望校下げる理由はないと思って京大出願しました。建築家になりたい気持ちも昔からあったので建築、工化で出しました。
本番までは夏休み以上に勉強頑張ってました。いよいよ追い込まれたのを実感してやるしかなかったです。でもその期間で自分が伸びてくのを実感してました。急に数学もできるようになって、理科もやっと基礎が固まってきました。受かるかもとか落ちるかもとか何も考えずにひたすら勉強してました。
迎えた入試本番
2日目の理科が終わった時にあれ、受かるんじゃねって思いました。ちょうど入試が終わった時に親から早稲田の合格を知らされてひとまず安心しました。
合格発表で自分の番号を見つけた時はそりゃ嬉しかったです。結局工化プラス6点くらいでした。危ない危ない。共テからの大逆転でした。建築に行ってみたい気持ちもあったけど、建築の友達の話を聞く限り工化で良かったなと思います。今でも試験のために化学の勉強するのは意外に楽しいです。やり出すのは試験当日の夜中2時だけど。
長くなりすぎたのでそろそろ終わります。
要するに受験生には偏った学歴観で自分を見失って人を傷つけたりしないようにしてほしいです。また、勉強だけに集中できる環境を作ってくれる親への感謝の気持ちを忘れずにいてください。あと、現役生は最後の最後まで伸び続けます。諦めずに頑張ってください。