お疲れ様です。小松です。
引退日記を書いていきます。3年半なんてあっという間です。せっかくの機会なんで書きたいことは全部書いておこうと思います。
お品書き
⒈関カレでMVSを頂いたこと
⒉水泳のこと
⒊外務のこと
⒋感謝していること
⒈MVS
この間の関カレで初めてMVS(most valuable swimmers)を頂きました。決勝に残ったわけでもないし、1種目だけやし、ラストレース補正ありきで選ばれたわけで、これでMVSもらっていいのかと少し思いました。けど、「MVS1回くらい欲しい!」って気持ちが勝ったのでもらっときました!笑 僕は大学水泳でワンチャンMVS取れるかもという試合は2,3回くらいだったので、複数回選ばれている方々は本当にすごいです。
どうでしたか、僕の200fly? 自分的には、レースプランが上手くハマったし、珍しくラストであげられたし、満足しています。けれど、水泳人生で僕がしたかった泳ぎは、日下、裕一朗、暖のような前半も積極的に入る(100のベスト+2,3秒とか)泳ぎなので、それが最後までできなかったのは残念です。やっぱり、かっこよいです。
中学、高校のラストレースはベスト+1秒くらいで、ラストイヤーうまくいかないジンクスがあったのを壊せたのもよかったです。
⒉水泳のこと
僕は練習が嫌いでした。理由は、苦手なことが多すぎるからです。Fr、IM、pullの練習、100m以上単位でのhard練、最後回れなくてもいいからやってみよう的なサイクルインの練習、もう絞っても何も出んよってときのsqueeze、ざっとこんなもんです、多分まだあります。自分が追い込めたと思ったなら、それで頑張ったことにすればいいのに、どうしても相対的に頑張りを評価してしまう癖があって、それがさらに自分を苦しめていたと思います。京介や馬場ちゃんは、タイムキープしてるのになんで自分はできひんねやろ、自分に甘いなーとか、日下は1本目はベスト+1秒くらいで泳いでいるのに、自分は1本目どうしても抑えてしまうなーとか。このメンタルで2回生の途中まであったと思います。コロナ明けたくらいに、「もう無理なもんは無理やろ。自分のできる範囲でできたら許してあげよ。」って、割り切って妥協できるようになったのがよかったです。そっからは、耐乳酸とかしてて、もう泳ぎ崩れすぎたら、Frで頑張ればいいやとか切り替えが早くなった気がします。自分にはそっちの方があってました。水泳部の練習でモチベーションの波はあっても、ずっと練習中手を抜いている人はいないだろうし、むしろ、真面目すぎて必要以上に追い込んでしまってるんではないでしょうか。どう頑張ればいいかは人それぞれだと思うので、自分が頑張り切れるやり方で練習に取り組んでほしいです。願わくば、練習が楽しくて仕方ないって人が増えてほしいです。それはそれできもいか。
もう1つ伝えたいことがあって、他人の泳ぎで気づきがあったら伝えてあげるといいと思います。これは、自分の方がベスト遅いねんけどとか専門種目じゃないけどとかで躊躇せずに。ラストイヤー全然ベスト出せなかったです。ベスト出せた京選の100flyと関カレの200flyはアドバイスもらえたのが大きかったなあと思います。りょうせいとゆういちろう特に感謝しています、ありがとう。あとは幸登に飛び込みの1部分ほめてもらったのが嬉しかったです。自信になりました。京大水泳部にはコーチがいないので、中学、高校とかと比べてどうしても他者視点の分析が減ると思うのでパートミーティングとかで見てもらうといいと思います。
⒊外務のこと
外務を1年間務めて、水泳部はOBさん京泳会にたくさん支えられていることを知りました。絶対お仕事忙しいのに、それと別で支援のために活動していただいているって、本当にありがたいことだと思います。今年はOB会も復活するし、その時に自分たちがどんな方々に応援していただいているかを確認してほしいです。
お節介なことなんですけど、「○○やってください。」とかの提出期限は守りましょう。提出遅れる人って固定されがちですが、入試の願書とかはきちんと出せるんやからおんなじように頑張れよって思っちゃいます。多少遅れても尻ぬぐいしてくれる優しい人はいるけど、面倒見がいい人たちは尻拭いの必要なくなったら、もっといいパフォーマンスができます。催促するのも心苦しいと思うので守ってあげてね!
⒋感謝していること
長くなってすいません。もう終わります。
まずは、1,2,3個上の先輩方に。「レギュラー取ってほしい」とか「頑張ってね」って言葉に僕はかなり勇気づけられました。かっこいい背中を目標に頑張れました。ラストレース前後で激励してくださった方もいて、じーんときました。お世話になりました。
後輩へ。目標とか憧れられる先輩ではなかったけど、仲良くしてくれてありがとう。自分から積極的に話しかけるタイプじゃないから、話しかけてくれたのとか、ごはん行きましょーとか言ってくれるの嬉しかったです。現役部員に相談しにくいことがあったら、いつでも聞きます。
同期へ。束縛しないふわーっとしたまとまりが居心地よかったです。僕は同期でずっとレギュラーがないことに多少コンプレックスを抱いていたので、同期が嫌なやつだったら辞めてたかもしれません。仲良くしてくれてありがとう。院試が終わるのが11月真ん中やから、回生旅行秋にやるなら、それ以降にせーへん?笑 学部に遊び誘える友達いないので、これからも何でも誘ってほしいです。
人間関係に恵まれていることは、僕の人生の自慢の1つです。神様にも感謝しています。入部した当初の目標は、長水路100で1分割る、同期バッタ面でレギュラー取る、なんかで運よく決勝残るとかでした。掲げた目標を達成できないまま終わって情けないですが、自分の水泳の伸びしろはここまでだなってとこまでやり切れたと思います。悔いはないです。
最後にお気に入りの写真を何枚か載っけときます。ありがとうございました。バイバーイ!!
長くなってしまってほんまに申し訳ない。
最後、皆さんへ。
一回生。
とにかく今は焦らず基礎体力やら筋力やらを付けていくことにフォーカスして取り組んでいったらいいと思います。
若々しさ全面に推し出して上回生狩っていけ!
愛ちゃんとしおりは、京大プールでの練習に参加できずにもどかしかったと思うけど、2人ともほんまに良い子やし、部における存在はめちゃくちゃ大きいから、これからも部員のことを支えていってあげて欲しい!
短い間やったけどサポートありがとうね〜
二回生。
ぽよ
お前に4日連続で奢らされた魔の1週間を俺は一生忘れない。墓場まで持っていく。
とにかく今は元気出せよ!
あと、早く貸してる金返してくれ。
でかいの
お前には人間の感情が足りてない。もっと熱くなれ!
あと、筋肉つけろよ。とりあえず全身の筋細胞潰すの手伝ってあげる。
代わりに9月の俺の引っ越し手伝って。
まつもと
ゲイ垢いいねランキング1位おめでとう。
これからもその路線で突き進んでね。
フリーロング面引っ張っていけな。
2フリ長水で2分割れよ松本。
M
二回生のエースは間違いなくお前。
ドライやらドリルやら色々みんなの手本になることも多いと思うし。
あと、最近みんなが思ってることやけど、他人に自分のM癖を押し付けるのって良くないと思うよ。
いせり
頑張って練習こいよー
お前絶対俺よりセンスあるし、
生涯ベスト出した姿見たいなぁ〜
あと、歩きスマホやめようね。
ゆきと
ショート面これから引っ張っていけな。
言わんでもいいことやと思うけど、今まで通りブレずに努力し続けてほしい。
あと、多分2年間のメニュー作成結構大変やと思うで。
しおん
マジで先輩舐めすぎ。
俺は二浪してるお前より年上や。
もーちょい敬え笑
またひろみちんち集合で。
くるみ
しっかりしすぎててビビる。
ほんまに偉いと思う。
ほんまに大きなお世話な気がするけど、もうちょい肩の力抜いてもいいんちゃう?
気楽に頑張れ!
さくら
今まで一緒にメニューやってきて、頑張ってる姿はずっと見てきた。
近い将来大ベスト出そう!
あと、関カレの時にラインくれてありがとう。めちゃくちゃ嬉しかった。ご飯行こう!
三回生
米粒
ラストイヤーでパートリーダーはやるか知らんけど、主将もあるし色々大変やと思う。
俺でよかったら話聞くしな。
yir
ほんまに速いし、結果でみんなを引っ張っていくんやろうけど、結果出なかった時に周りに影響を及ぼさんようにな。
最近は自覚してそういう感じ出さんように頑張ってるのは伝わってるけどな。
余談やけど、塩原はスーパー戦隊が1番好きやで。
主任頑張れ!
りょうせい
速いとこほんまにすごいと思うけど、京都大学としてリレ面選ばれてるからにはちゃんとテーパーかけてな笑
あと、人の話はちゃんと聞きましょう。これが一番言いたかったこと。
はる
馬場さん僕のこと好きですか、って何回も聞かれたことあるけど、一応好きやで。
一応な笑
この間のやり直しでまた飯行こ。
かなちゃん
メニューに関して一番迷惑かけたね。ほんまにありがとう。
多分大変やろなって思って伝えてないこともやってくれて、敏腕OLって感じ。
来年からNおらんなって大変やと思うけど全部やろうと思わずもっと周りに頼っていいと思うで!
ひなた
速い。速すぎる。女子選手を結果で引っ張っていってな!インカレ切って欲しい。
あと、あの男が変な方向へ進んで行かないように監視しといて欲しい。。
ひなこ
色んな人にアドバイスもらって貪欲に真面目に取り組んでる姿をずっと見てて、ほんまに良い結果出て欲しいって思ってる1人。
頑張れ!
上野の愛
実習やら何やらであんま詳しいことわからんねんけど忙しい中で大会来てくれてサポートしてくれてありがとうね!
同期
きょーすけ
主任お疲れ。
色々書いてたけど忘れた。
ただ、自分のレース良くなくても、チームの雰囲気考えてスタンドに暗い感じ持っていかないようにしてたんめちゃくちゃ印象的。
全国公でレース後納得した顔見せてな。
日下
我が強くてほんまに折れへん。多分お前の強さってそこなんやろなって思う。
毎回結果しっかり出してくるところ流石。
俺にもその強さが欲しかった。
まぁ桂でまた会うやろ。
やま
なんだかんだ7年間の付き合い。
お前は7年前から何も変わってない。
すぐ人の財布レンチンするし、ハゲてるし。
京選の1バタとラストレース2バタはアツかったで。
また伊勢行きたいから予約しといて。
加藤
めちゃくちゃ仲良かったのに、去年の10月から急に疎遠なって寂しかった。
まぁなんだかんだで最後まで辞めずにおってくれたのは良かったけども。
あの水着で最後ちゃんとベスト出すしな。
松田
公的な場でマスクせん社不野郎やし、人の約束をトリプルブッキングするような男やけど、ほんまに楽しかった。
最後の方は熱持って取り組んでるの見て嬉しかった。
あと、お前が勝手に想像した俺の恋愛事情を人に広めるな。
事実無根、虚偽、妄言、しばく。
みさ
間違いなく一番関わった女子。
主将として、時には自分を押し殺して動いてくれてたりとかほんまにありがたかった。
明らかに空元気やって思う時もあったし。
関カレめちゃくちゃ喜んでくれてありがとう。
このか
フリー面4回生2人やし2人ともショートやしってので勝手にシンパシー感じてた。
忙しいはずやのに毎日練習来て頑張ってる姿見て、結果出て欲しいなってずっと思ってて、関カレで10秒割ったのを見た時は控えで勇気もらった!ありがとう!
N
マネージャーがNでほんまによかった。
色々要求に答えてくれてたし、思い悩むことも、まー大丈夫やろーって全く感情こもってない適当な返事されて、深く考えるのを辞めたこと何回もある。
雑に飲みに行こう。
後輩たちこれからも頑張れよ!!
応援してます。
あと、みんな全国公で写真撮ってね。
-2019 威新
2019-2020 搗精
2020-2021 努来勝
2021-2022 全進
文字数多くなっちゃってるんで日記分けました。続きです。
結局、関カレで100の全国公標準は切れたものの、全国公のエントリー対象となるレースでは自分に課し続けたプレッシャーに押し潰されて、最低目標すら達成できませんでした。
関国では自分の中に溜め込んでいた感情が爆発してしまい、多方面にご迷惑をおかけしました。
ただ、ここへ至るまでのプロセスに関しては、間違ったこともあったとは思いますが、誇ってもいいんじゃないかと思えるようになってきました。
とにかくこの1年間は
禁欲と試行錯誤
で片付けられる生活を送りました。
練習はもちろん、日々の体幹トレーニング、日常生活における栄養管理、睡眠時間の管理、酒断ち、揚げ物断ち、ラーメン断ちなどなど。最後2つは正直ゲン担ぎだと思います。
また、パフォーマンスに支障をきたすかもしれないと感じる遊びは割と断っていました。
付き合い悪くなっていたと思います。
やってちゃんとガス抜きになることはともかく、楽しいことをするとレースにおける自分の運気が逃げていく気がしてしまって本気で楽しめないし、それやったら行かん方がええかなって考えでした。
試行錯誤については、練習と体幹トレーニングと食事ですかね。
色んな本やらサイトやらを読み漁ってそこから引っ張ってきて、自分に合うもの合わないものを取捨選択してってのをラストイヤーはやり続けました。
メニューで速い大学から引っ張ってきたものがあったのは確かですけど、脳死で引っ張ってきてた訳ではありません。
速い選手って体力ベースが自分と違うし、練習にかけられる時間も違うしってことで、脳死で自分がそのままやっても絶対速くはなりませんよね。
なぜその人たちはそのメニューを取り組んでいるのかを考えて理解して、自分のポテンシャルに見合ったメニューに落とし込んでいく作業は欠かしませんでした。
この作業をやらないと、才能もセンスもない自分はこれ以上絶対に速くならないと確信していました。
というのも、3回生の時点で自分の記録は頭打ちになっていました。
一回生の関カレが55.25で、三回生の関カレが55.0
一回生の頃は体力が完全に戻りきっていないことを考えると全く伸びていません。
別に三回生の頃に練習をサボっていたわけではなかったんですが、このタイムが単に頑張るだけじゃダメだという証拠です。
とにかく結果が欲しくて、日々我慢と試行錯誤の毎日。
ベースが確実に上がっていることを確信しながらレースでは気持ちが先走って結果を出せず。
冷静になれという自分の口から出た言葉をレース前の自分の体が全く聞き入れてくれませんでした。
緊張しすぎて全身痙攣したりとか、目の前が真っ暗になったりとかもありましたね。
実力を発揮できたと思えたレースは特に冬場は一度もありませんでした。
終わった後は毎回悔しくて仕方がなくて、水泳どんどん嫌いになるし、休部したいと考えるまで萎えたりとか、一人でブチ切れたりとかしていましたが、我慢して現状から逃げずにその日のうちにレースプランの見直しやフォームの反省点、日常のトレーニングプランの見直しをやっての繰り返し。
何回やったことか。
今考えると、本当にあの時逃げずに我慢してよかったと感じています。
あれが関カレに繋がったんかな。
ということで、ラストイヤーの自分のタイム変遷を振り返らせてください。
冬場の短水路のレースに関しては本当に一度も良いところがなかったんで、毎試合悔しすぎてタイムをはっきり覚えていません。
なので、俺って短水路苦手すぎるだけじゃねってポジティブに切り替えて臨んだ6月初旬の関チャから。この試合はガッツリテーパーをかけました。
結果は54.56。
この時期にしては悪くないタイムだったと思います。
ただ、全国公まで0.10。悔しさしか残りません。
飛び込み落ちてたところをちゃんと飛んでいれば、、とか。
翌週の京選では連戦の疲れからか54.80とタイムを落としてしまいました。
ラストチャンス、背水の陣で臨んだ7月の関国。
3レースで55.3, 55.0, 54.9。。。
本当に情けなかったです。
この試合に自分にかけていたものも大きかったですし、
なによりたくさんの人から声かけて励ましてもらってたし、別に自分が自身に課した目標を達成することがその人たちへの恩返しになるなんか1ミリも思わないですけど、これだけ期待して自分のレースを見てもらっていた中で実力を発揮し切れない自分の弱さに心の底から失望しました。
あの時の感情は本当に忘れられません。
関国が終わって、1日だけ完全に気持ちが切れました。
自分に失望したのが理由だと思います。
でも確実にチームの最大目標である関カレまでの日は近づいていってて、しかも自分の最終目標が関カレであることを思い出して、無理矢理自分からやる気を引き出していきました。
関カレ1週間前の七帝戦。短水路で54.3。
関チャから泳ぐたびに遅くなっていて、関カレへの不安は半端なかったです。
そんなこんなで関カレを迎えて、正直タイム出せる自信は全然なかったですけど、律希さんが4回生の関カレで結果残されていたのを思い出して、ラストイヤー補正で何かしらの奇跡を期待して臨みました。
初日の半フリではタイムは悪かったですけど調子は悪くないかもしれないという感覚は掴めました。
チームは1日目のyirとか2日目の2コメのミサこのかペアの大ベストなどノリに乗っている。
なんでもええから便乗させてくれ!ってことで3日目の1フリで縁起良さそうな光彩のメッシュキャップを借りました。
結果 54.43。
ベスト0.13更新&自分の最低目標の全国公長水路0.03切り。
決勝は54.19で0.24足らず。
しかし、毎レース遅くなっていたことを考えると、十分奇跡だったと思います。
いつもとレースプランを変えたとはいえ、後半の粘りはいつもの自分ではなかったと思います。
何度萎えることがあっても、逃げずに現実に立ち向かい続けた結果がようやく出てくれたかな。
タイムの伸び率はともかく。
レースが終わってからスタンドが自分に手を振ってくれているのって人生で初めて見ました。
競泳人生の最後にこの名状し難い感情を味わえてよかった。
水泳を完全に嫌いなままで辞める羽目にならなくてよかったです。
とにかく、
大学水泳頑張ってきてよかった!!
全国公は言わずもがな全力尽くします。